森のそばの小さなお家に、「わんたん」という元気なわんちゃんがいました。
わんたんは、あたたかい日差しの中でひとやすみ。でもね、森からサクサクと足音が聞こえてきたんだよ。
わんたんは、サッと立ち上がって、音のする方へ行ってみると、森から大きな鹿さんが出てきました。わんたんは、家族を守るため、「ワンワン!」と大きな声で鹿さんをおどかしました。
鹿さんはびっくりして、さっと森の奥へ帰っていきました。
わんたんはとてもえらい仕事をしたから、またお家に戻って、おひさまの下でねんね。家族はわんたんがいるととっても安心。